今やエクササイズのひとつとしてすっかり定着したヨガ。その効果は多岐に渡りますが、それだけにどんなことに効くのかイマイチ分からない・・・という方も多いかもしれません。「ヨガって身体が柔らかくなるだけでしょ?それなら自分で柔軟体操をするだけで十分」と思っていませんか? 私はもともと運動不足の解消のためヨガを始めましたが、身体が柔らかくなるだけじゃなく、苦手だった有酸素運動で得られる効果も実感できたのです!
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有酸素運動が長続きしなかった理由
「有酸素運動はイイことがたくさんあるエクササイズ」というのはよく言われることですよね。有酸素運動とはウォーキングや水泳など、筋肉に弱い負荷をかけつつ、酸素を十分に取り込みながら行う運動のことで、体脂肪を燃やす効果があります。内臓や皮下脂肪が燃やされるので、ダイエットでスリムになりたい人にはオススメのエクササイズです。
しかし体脂肪が燃えるには、最低でも20分間運動を続ける必要。私は生来の飽き性で、同じ動きを続けるのが大の苦手。音楽を聴きながら軽いジョギングをしたり、ジムでテレビを見ながらバイクをこいだりと、今まで自分なりに工夫をして有酸素運動にトライしてきましたが、どれも長続きしませんでした。単調な動きが苦手で、「あと15分」、「まだ目標まで10分残っている」とすぐに時計をチェックしてしまうので運動していても楽しくなく、続けるのが億劫になって続かない、あるいは気合がある時には張り切り過ぎて息が上がってしまい、結局三日坊主・・・ということを繰り返していました。
ヨガで有酸素運動の効果も得られる!
身体に酸素を取り入れながら、飽きることなく続けられる
そんな私でしたが、週2、3回ヨガに通うようになって3ヶ月ほど経った頃、鏡に映る自分のシルエットが全体的にスッキリとしたことに気がつきました。ヨガは身体が柔らかくなるストレッチ効果やリラックス効果などが注目されがちですが、実はヨガも有酸素運動のひとつなのです。
ヨガでは腹式呼吸によって酸素を身体いっぱいに取り込みます。ちょっと難しいポーズだと知らないうちに息が詰まってしまうこともありますが、そんな時はすかさずインストラクターから「呼吸を意識してください」と声がかかります。一見静かな動きに見えるヨガのポーズも、いざ行ってみると身体に緩やかな負荷がかかることを実感できるはずです。
さらにヨガは様々な動きをリズミカルにつなげていくので、ランニングや水泳のような単調さはありません。もちろん毎回異なるポーズばかりというわけではなく、毎回行うポーズもありますが、先生が「今日はお腹の筋肉を意識してみましょう」、「今日はちょっとスピードアップして流れを大切にします」など変化のあるクラスを行なってくれるので、飽きっぽい私でも毎回のレッスンを新鮮な気持ちで受けることができます。
より効果を得たいならホットヨガやパワーヨガを選ぼう
ヨガを行うことで有酸素運動の効果が得られますが、その効果を倍増させたいならホットヨガやパワーヨガがオススメです。
私はヨガに慣れ始めると、リラックス目的のヨガに物足りなさを感じ流ようになり、パワーヨガを行なうようになりました。普通のヨガよりちょっとハードですが、筋肉に程よい負荷をかけながら、リズミカルに様々なポーズを次々ととるパワーヨガは、エクササイズ効果も抜群。流れるように動くので、ゆったりとしたヨガよりも全身を使って脂肪の燃焼を促します。途中きついポーズもありますが、その分レッスンに集中できるので時間が経つのもあっという間で、レッスン後に爽快感と心地よい疲労感を感じられるのも気に入っています。
また有酸素運動が脂肪の燃焼に効果があるのは、体温が上がって代謝がアップすることも理由のひとつ。ヨガを行う空間の温度と湿度を高く保つホットヨガは、体温が上げて短期間で痩せやすい身体作りができます。ホットヨガを継続すれば自らの力で体温を上げられるようになるので、自ずと脂肪が燃えやすい身体になります。
そして効果を得るために必要なのが継続すること。飽き性の私にとってこれをクリアするのはなかなか難しいことです。しかしヨガは様々なメリットや行い方ができます。「今日は疲れているから無理はせずリラックスモードで」「最近二の腕が気になる今週は腕の動きを意識してみよう」と、その日の気分に合わせた取り組み方ができるので、無理に頑張らなくても続けることができます。
「ヨガの体験レッスンに行ったら、そんなに身体を動かしたつもりがなかったのに翌日筋肉痛になった」という方もいると思います。ヨガは見かけによらず、自分自身の体重を利用して筋肉を鍛える無酸素運動の効果があるのです。忙しくて1、2週間ヨガをお休みした後などは、ヨガを始めて5年ほど経つ私でも未だにお腹周りや腕などが筋肉痛になります。ヨガは有酸素運動だけでなく、短時間で集中的に筋肉を鍛え上げる無酸素運動の効果もあるのです。
女性ならだれでも、ほどよく筋肉をつけてかっこよく引き締めたい身体の部分があるはず。ジムに通うと、ランニングマシーンやバイクなど有酸素運動系のマシンと、身体の各部位を鍛える筋トレを行うための機械が分かれています。有酸素運動も無酸素運動も引き締まった身体づくりのためにはかかせませんが、どちらも行うには時間も気力も必要。ヨガなら1時間のクラスで、効率よく無酸素運動と有酸素運動の両方の効果を得られます。
まとめ
運動不足解消のためヨガを始めた私でしたが、思わぬ形で苦手だった有酸素運度の効果を得ることができました。その秘訣は「苦にせず楽しく続けられたこと」。ジョギングなどを自分に課していた頃は、頑張らなくちゃという気持ちが先行して運動そのものを心から楽しむことができませんでした。ヨガは穏やかながら変化に富んだエクササイズなので飽きることなく続けられ、気がついた頃にはすでに身体が変わり始めています。
飽きっぽくて有酸素運動が続けられない人、柔軟運動よりは負荷があって、でも大変すぎないエクササイズを探している人は、ぜひヨガにトライしてみてください。
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